「沖縄は亜熱帯性気候のため、四季の変化は日本本土とは違いそれほど明確ではなく、夏と冬の間に短い春と秋がくっついているという感じです。それでも、あえて一年間を沖縄的な四季感覚で書き分け、季節の節目節目の行事を軸に、沖縄の日常の生活を伝えたいと思い、そしてできあがったのが本書です」(本文より)沖縄の季節は日本のその他の地域のように目や肌で強く感じるような類のものではありませんが、沖縄の人々には独特の行事による四季の感覚が根付いています。そういった季節の移ろいを、詩人の著者がゆったりと綴ったのが本書。なんとも穏やかな時間の流れが文章が伝わってくる良書です。新書ですから一気に読んでしまうことも出来ますが、実際の季節の移ろいに合わせて読むのも良いかもしれません。